ダイエット中の食事・・・間違っていませんか !?

ダイエットを成功させるポイント…３つ目は食事についてお話したいと思います。

ダイエットと言えばまずは食事制限をして…と言う人も多いのでは。

食べる量や回数を減らしたり、低カロリーの物ばかりを食べたりと、食事制限にも色々
ありますが、間違った食事制限は後でとんでもない事になってしまうので注意が必要です。

特に注意が必要なのは、食事の量を減らす方法。
これは短期間で、落とす体重も１〜２Kgぐらいなら、さほど問題はありませんが、長期間
続けた場合、止めれば必ずと言っていいほどリバウンドをします。
何故なら、食事を減らして痩せると、まず落ちるのは脂肪ではなく筋肉です。
筋肉が減れば当然、代謝の悪い、カロリーを消費しにくい身体になり、せっかく痩せても、
太りやすい身体になってしまっているのです。
そんな身体になってしまったのに、元の食生活に戻せば当然リバウンドしてしまうという事です。
それだけではありません。この方法を長く続けていると、女性なら生理が来なくなったり
肌荒れを起したり、便秘になったり・・・健康面でも弊害が出てくるでしょう。

やはり食べる量は健康にもダイエットにも腹八分目がいいのではないでしょうか。

しかし … 腹八分目って難しいですよね
ついつい食べ過ぎたしまう・・・

そこで、ちょっと面白い話をしたいと思います。

皆さん、お腹が“ グ〜 ”っとなった事ありますよね。
あれって、お腹が空いた合図だと思っていませんか？
しかし、お腹が“ グ〜 ”っとなっても暫くすると、お腹もならなくなり、お腹が空いた感じも
なくなりますよね。本当にお腹が空いた合図なら、何も食べていないのに治まるなんて
おかしな話です。
実は、お腹が“ グ〜 ”っとなるのは、お腹が空いた合図ではなく、食事によって膨らんだ
胃が、元の大きさに戻る時の音なんだそうです。 ( 確かにそう言われてみると、お腹が
なる時って、胃がギュ～っとなる感じがしますよね )
と、言う事は、お腹が“ グ〜 ”っとなった時に食事をしていては、胃が元の大きさに戻る
前に、また膨らむことになるので、胃がドンドン大きくなってしまうと言う事です。
それって、好ましくないですよね

ですから、このお腹が“ グ〜 ”っとなるというのを、バロメータにするといいのです。

もし、次の食事の時間の少し前になってもお腹がならない場合は、前の食事の時に
食べ過ぎたせいで、胃が元に戻っていないと言う事になります。
いつもいつも、次の食事の時間の少し前になってもお腹がならない場合は、
いつもいつも、食べ過ぎていると言う事です。

本当はお腹がなって少ししてから次の食事を取るのがベストですが、学校や職場では
そう言う訳にはいかないので、ちゃんと次の食事までに胃が元の大きさに戻るように
食事の量を加減するのがいいでしょう。

実際、患者さんにこの話をさせていただきましたが、お腹がなる事を気にするように
なってから、何か食べたいなと思っても、まだお腹がなっていないから、間食を
しなくなったり、いつもお腹いっぱい食べないと気がすまなかったのに、食べる量を
調整する事が出来るようになった患者さんが何人もいらっしゃいます。
これなら、腹八分目も出来そうじゃないですか

単純に言えば、消費カロリーより摂取カロリーが上回れば太るので、食事の量の調整
は、ダイエットには必要不可欠ですが、やり過ぎは逆効果です。
健康的に痩せる為にも間違った方法は避けましょう。
他の注意点については、また次回に・・・