サルコペニア肥満

“ メタボリック ” と言う言葉が出てきて数年経ちますが、先日、新たな肥満があると、
あるテレビ番組で紹介されていました。ご覧になった方もいらっしゃると思いますが・・・

“ サルコペニア肥満 ” と言うそうなのですが、サルコペニアとは筋肉が減ることで、
サルコペニア肥満とは、筋肉量が減少して体の機能が弱まっているところに
肥満が加わった状態だそうです。

メタボは、内臓脂肪型の肥満に、高血糖、高血圧、脂質異常のいずれかが
加わった状態で、根本的に違い、メタボよりサルコペニアの方が怖いのだそうです。

何故、怖いかと言うと、筋肉が少ない状態で肥満になると将来歩けなくなったり、
寝たきりになったり、結果、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中、動脈硬化など、
あらゆる疾病の原因を作ってしまう危険性があり、一般的な肥満やメダボより
サルコペニアはリスクが高いそうなのです。

そして、ダイエット中の人は、このサルコペニア肥満の予備軍かも・・・

以前にもお話しましたが、食事制限だけで痩せようとすると、筋肉が減りリバウンドしやすくなります。
また太ったからと、食事制限だけで痩せる。どんどん筋肉が減り、脂肪が増える。
これを繰り返せば、将来立派な “ サルコペニア肥満 ” 間違いなしです。
また、ウォーキングなどの有酸素運動でも筋肉が減ったりするそうなので、やはり筋トレを一緒に
行うのがベストだそうです。

つまり、食事制限＋有酸素運動＋筋トレが理想のダイエットと言うことになります。

サルコペニア肥満は見た目と体重だけではわからないそうです。
身体の中身の問題で、筋肉量と脂肪の量の割合は体重を量ったり
見た目では分からないのは、当たり前ですが。

ダイエットをしたことで、将来、病気になり易い身体になってしまうような危険性がないよう、
目先のことばかり気にして、間違ったダイエットをしないように気を付けましょう